五角箸を作る③
五角形を作る
両端の断面に五角形の墨付をしてひたすら鉋がけ
先を細くするのは五角形を作ってからにします。
先を細くする
鉋をお箸の真ん中あたりからかけて先を細くしていきます。
5面とも均等に削らないと歪な五角形になるので同じ力加減で同じ回数ずつ削ります。
完成
完成!ではあるんですが正確にいうともう手が加えられないという感じです。
鉋がけを失敗して逆目が出てきてしまいました。
これを直そうとするとかなり削らないといけないなく先が細くなりすぎるので毛羽立ちだけ取ってごまかします。
そして何より
まっすぐですらない
生木ゆえの歪みもあるかもしれないですが均等に鉋がけできてないのは明白。
逆目といい鉋をうまく使えてない証拠ですね。
ではまた/
五角箸を作る②
製材
斧で大雑把に落として鉋で四角くします。
厚めに削っていったんですが、この木は目が詰まっていて削るのが大変でした。逆目はあんまりえぐれずに短く切れる感じでした。
木目はあまりはっきりとはしていないですね
正確に1cm角ではないですがとりあえず四角くなりました
ところで生木と平鉋は相性が悪いのでは?と気になりました。
鉋は木でできているため湿気などで反ったりするんですが、水分たっぷりの生木を日本の木の鉋で削ると水分を吸って短時間で鉋が変形してしまうのでは?と
その辺りもそのうち検証していこうと思います。
ではまた/
五角箸を作る①
五角のお箸を作ります。
材料はシャリンバイ
これも剪定されたものですがお箸なので節が無くひねりの少なそうなものを選びました。
初めて使うのでどんな木なのか楽しみです
皮むき
皮は薄くドローナイフで簡単に取ることができました。
画像ではわかりづらいですが、けっこうひねりがあります。
半割り
レンガ用タガネと斧で割りました。
がひねりは思った以上に強く
五角箸は一回1cm角に製材するんですが、これだけひねってると少々面倒。ノコギリを使えばよかったなぁと後悔
ではまた/
肥後守をカスタム
スプーン作りで使ったナイフ、実は肥後守です。
昔は鉛筆削りとしてよく使われていたらしいですね。僕が持っているものはホームセンターで買ったものてすが、よく切れるし研ぎやすいのでよく使っています。お気に入りです。
が、ロックのない折り畳み式なので親指で弁を押さえながら使っているとだんだん指が痛くなり長時間は使えません。
使い方が悪いとか指がまだまだ軟らかいとかいえばそれまでですが。
スプーン作りでも使いたかったのでカスタムしました。
まぁカスタムと言っても木をくっつけただけですけど。
シマトネリコという木を半分に割り、持ち手の形に掘り込んでくっつけ直すという超シンプルなカスタム。折り畳みはできなくなったので鞘を作りました。
今ではかなりのお気に入り
ではまた/
琉球黒檀でスプーン⑤
スプーンの続き
塗装
塗料は必ず食品衛生法適合のものをつかいます。今回はウレタン塗装します。
ウレタン塗装は割と早くかたまりだすのでさっと塗ります。今回はスポンジを使いました。
どこから塗っても特に問題はないです。最初の1回は多めに塗ってそれ以降は少なく塗ります。
塗ったら布で拭き取りします。拭き取るというか布でこすります。すると刷毛むらがなくなります。
乾燥させます。塗料によって乾燥時間は違いますが、今回使った物は90分でまた塗れるようになります。
塗装と乾燥を3.4回繰り返します。1回だけだと塗装が薄すぎて防水になりません。
繰り返し塗ったら1週間ほど乾燥させて完成。
なかなかおもしろい模様になりました。
クロキは枝からスプーンにする方がいい模様が出る気がします。
クロキは生木でもある程度硬いですね。節のある木とか捻れてる木もあんまりグリーンウッドワーク向きではない気がしますし。でも頑丈な木なのでさじ面を薄くしたり持ち手を細くしたりしても全然大丈夫なのでスプーンとしてはかなり優秀な木です。僕はクロキは枝からスプーンにする方が好みですかね
またおもしろい木があったらスプーンにして色々比較とかしようと思います。
ではまた/
琉球黒檀でスプーン④
スプーンの続き
さじ面
スプーンのさじ面を彫っていきます。全体を仕上げてからでも別にいいんですけど、首が細くなったらさじ面に力を加えた時に折れるかもしれないのでさじ面から彫ります。
スープスプーンなら深め、カレースプーンなら浅めというか深くしすぎるとスプーンの中に残るのでそんなに深くない方がいいです。チャーハンは浅すぎると食べづらいので程よく深く。
仕上げ
ナイフを使って仕上げます。
ナイフは一度に大きく切らずに山になってるところを少しずつ落としていくように切ります。生木なので切りやすいですが、節の周りは硬く逆目にも注意が必要です。
さじ面の裏は厚みを確かめながら削らないと薄すぎて割れやすくなります。
完成
ナイフ仕上げにするかペーパーで仕上げるかはお好みなんですが、ささくれだけはとった方がいいです。これはペーパーで仕上げました。
次は最後の塗装です
ではまた/
琉球黒檀でスプーン③
スプーンの続き
荒削り
ナイフでひたすら削るのも楽しんですが、時間もかかるし疲れるので斧やドローナイフで荒削りします。下書きとかするとどれだけ削ればいいか分かりやすいですね。
今回はドローナイフを使いました。
ドローナイフは両端に持ち手が付いていて真ん中の刃で木を削る道具です。僕が使っているのは剪定で使う刈り込み鋏の刃に持ち手をつけた自作ドローナイフです。
不格好ではあるけど何の問題もなく使えるから改良しづらい。
そろそろ完成です
ではまた/